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dazai

ゴッホより普通にアジカンが好っき〜い!

エロへの目覚め

 

 

  わたしはスケベだ。女のくせにと思われるかもしれないが、昔からエロいことには並々ならぬ関心があった。エロへの目覚めはわたしが幼稚園児だった頃、親戚のお姉ちゃんの影響を受け、一足遅れてハマったセーラームーンがきっかけであった。主人公うさぎちゃんのスカートがめくれ、パンツが見える場面。わたしは相当興奮したのか、親の目を盗んではそのシーンばかりを何度も巻き戻してみていた。今思えば、これが恥ずべきことなのだと幼心に理解はしていたのであろう。しかしテープが擦り切れるほどみていた。実際、本当にテープが破損した。我ながら、何とも賢くも馬鹿で、スケベな餓鬼である。

 

 うさぎちゃんをきっかけに、わたしはちょっとえっちな描写のあるアニメや漫画を小学生になる前から嗜むようになっていった。親も忙しかったためアニメや漫画の内容までチェックしてくることはなく「あれが見たい」「これ面白そう」とねだりさえすれば何でも提供してくれた。ただ一度、小学生の時に見ていたアニメでがっつり濡れ場のシーンが入っていた時には喘ぎ声がリアルすぎて、さすがに親も気づいた。「あっ、お父さん間違えて録画しちゃったね。ごめんね」と慌ててデータを削除していたが、「それわたしが頼んだやつなんだけど」と内心めちゃくちゃ拗ねていたことは今でも鮮明に覚えている。

 

 我が家は性に対して免疫のない方々ばかりである。キスシーンになると誰かの通夜帰りかのような重苦しい雰囲気になるし、お笑い番組我が家坪倉「おれのジャンボジェット」とか「おれの東京タワー」と口にするだけで、我が太宰家の雰囲気は死刑囚を裁く最高裁の緊迫感を彷彿とさせるような空気へと激変した。

 

 エロに関心があってもまだ赤ちゃんができる仕組みを理解しきっていなかった小学校中学年の時。ビートたけしの家庭の医学において妊娠・出産特集をしていたのを家族で見ていたわたしがふいに「赤ちゃんってどうやってできるの?」と無邪気なこども典型のメジャーリーガー級ドストレートな質問を、一家団欒の場にぶち込んだ。すると養護教諭の母親がすかさず「お父さんとお母さんがあっはんうっふんするとできるの」と教えてくれた。しかしながら、さすがの当時のわたしも「あっはんうっふん」の響きに何やらこれ以上詮索はするなと言いたげな空気を感じ、それ以上の言及は避けた。つうか「あっはんうっふん」てなんだ。養護教諭の説得力の欠片ゼロかよ、逆に恥ずかしい。

 

 まわりの友達のお父さんは、よくエロ本やAVを持っていたそうだ。しかしわたしの父にはその気が全くなかった。まあ最近になって初めて、父のPCのごみ箱フォルダからエロ動画が発見されるという未告発事件が起こったものの、それまでは余程見られるのが恥ずかしかったのか完璧に隠しきっていた。

 

 ここでチェリー暦長めの兄の話をしようとしたが、このままでは家族のピュアさを嘲笑う回になってしまいそうなので、ここらで早々に切り上げよう。

 

 家族はこんなにもエロを出さずにきたのに、わたしはすくすくとスケベな餓鬼に育った。反抗期は幾度とあったが、中でも長期的で大罪的はものはエロを獲得してしまった幼児期にあたるのかもしれない。いやしかし、エロは良い。

 

 下ネタで笑いが起こる。性知識を身につけておけば、いざ殿方と致すとなっても協力体制を築けるであろう。ムカムカする時にはかわいい女の子の漫画やアニメ、ゲームで萌えと癒しを与えてもらい、AVを見て演技の仕方を学んでおく。

 

 女だからといってこれらのコンテンツを利用してはいけないなんてことはないと、わたしは声を大にして言いたい。というかぶっちゃけ自己申告する機会がないだけで、女の子もみんな何かしらのエロコンテンツを利用していると思っている。決して悪いことではない。我々人間は、男女がエロいことをしてできた産物だ。

 

 高校生の時、日本史の授業でこんな話を聞いた。

 

 イザナギイザナミという、ふたりの神が地上へ派遣された。或る時互いの体を見て、体のつくりの違いに関心を持った。一方にはあって、一方には無い。同じ神だというのに、何とも不思議だ。ここはひとつ、イザナギについてある余計なでっぱりを、イザナミのへこんでいるところに突っ込んでみよう。それじゃあいくよ。せーの...。こうして国が生まれたのであった。

 

 語り終えた後、日本史の先生が「よくこんなしょうもないことで日本を作ってくれたよな」と吐き捨てたことはごもっともであった。

 

 わたしはスケベだ(2回目)。包み隠さず公言しよう。よく仲を深めた人々からわたしは「変態」と呼ばれることになりがちなのだが、否定することは決してない。自ら名乗ろう、どうも変態です。特技は妄想です。今後とも、どうぞよろしくお願いします。